我々は人間を相手に仕事をしている。

我々は人間を相手に仕事をしている。

ということをよくよく思い知らされる。

それはまた、人間とともに仕事をしている。ということでもある。

技術的な雑談ができるし、相談にものってくれる、そんなチームメイトが辞めると言ったとき、とても残念な気持ちになり、 あぁ、人間とともに仕事をしていて、それを良しとしてるんだな、自分は。と思い知り。

多少時間かけてでも別の方法をとったほうがいいのでは。と言葉を尽くして説得しようとして失敗して、 あぁ、人間を相手に仕事をしているんだな。もっと人間を説得する力をつけないとダメだな、と思い知り。

勉強会に出ては、技術的な内容は浅いけど、うまく説得して進めることができた話を聞いて、登壇者にどうやればうまく説得できるのか。と聞いてみても 結局ケースバイケースというあやふやな回答しかこなく、人間は十人十色だもんな、と思い知る。

最近はそんなことばかり。

結局、相手は人間であり、その相手がどんな人で、どう説得すれば物事が先に進むのか。そんなことを考え続けないと、前に進めることができない。

そんなことをしたくて今の仕事をしているんだろうか。そういうのが嫌で逃げて今の仕事に就いたのではなかったか。 結局また戻ってきてしまうのか。

そんな益体もないことを考えつつ、それでもどうにか前に進めないといけないんだよな。と歯を食いしばって一歩踏み出そうとしている。