phpcon 2018にNOC(NetworkOperationCenter)要員として参加してきました。
phpcon 2018 NOC では、
- Server
- Network
- WiFi
の3チームがあり、Serverチームの一員として参加しました。
テクニカルなところ
Serverチームで運用したものとして
くらいのものがあります。このうち、私が作成したのはDHCP、Monitorです。
DHCPでは、ISC DHCPdではなくISC Keaを利用するという個人的なチャレンジをしました。
MonitorではZabbix 4.0系をDockerイメージを利用して作成しました。4.0を触れたのと公式に提供されているDockerイメージの利用方法を知ることができました。
Monitorでは他に、Procmetheusもたてられており、こちらも会期中は特に不具合なく運用できていました。
logについては、開始直後はsyslogサーバにデータをためているだけでしたが、途中でElasticsearch+Kibanaで見られるようにだけはしました。(見たとは言ってない) おおむね、30秒で4万程度のログがsyslogサーバに集約されていました。
ログの提供元は会場のスイッチ、ルータ、それからクラウド上にあるWirelessLanController、サーバです。
基本、サーバが落ちることもなく大きな問題もなく終えることができました。
チームとしての感じ
NOC自体が、楽しくやろう。というような緩い感じだったので、結局誰が何をやるのかというのが最後までぼんやりしている感じでした。
実際に人があつまるミーティングでは、何を使いたいか?どのOSを使いたいか?という事をゆるく話をしたきり、特に決めるわけでもなく解散。オンラインでも誰が何を作るのか決めたりはせず。というゆるゆるな感じで、これで何とかなるもんなのかな?と疑問に思いつつ過ごしていましたが、なんだかんだで当日にはきちんと最低限提供すべきものは提供できており、会期中に突貫でちょいちょいものが作られていくという不思議な時間を過ごせました。
当日
NOCスペースにディスプレイが置かれ、Dashboardが見られるようになっていたので、興味を持った方がちょいちょい立ち止まって見たり、そばにいる人に聞いたりしてくれて、そこは良かったなぁという感じです。
ですが、一般公開もできる用意がしてあったのに、何の告知もしていないため、公開されてはいたけれど、誰もみてないのでは?みたいな気持ちでそこはもっとアピールしても良かったのかなと思っています。 ただ、アピールするということは当日突貫でものが作られていく、みたいなのはちょっと、さすがに、申し訳ない気もするので、こう、自己満足と楽しみを提供するというところの狭間で今のところ、自己満足で終わっているような気がしました。
当日のトラブルとして、無線の提供ができなくなる回数が3度ほどありました。初回は目撃できていないのですが、2回目、3回目はともに撤収を順次行っている際に、会場のアップリンクケーブルが誤って抜かれるという事が起こりました。 当日、物理的にどういう構成でどこが重要なのか、もう少しすり合わせをしておいた方が良かったんだろうなという反省です。(とはいえ最後のものは、NOCメンバーでない人が片づけ中にやってしまったものなのでどうしようもなかったとも言える)
感想
ちょこちょこ感想を交えて書いてきたのであんまりないのですが、今回、NOCとして初めて参加して、どうやって会場無線LANを提供しているのが、その全貌が見られてよかったです。また、その構築に準備段階からかかわっていけたのも良い経験になりました。もし次回以降があれば、今回得られたものを活かして、より良い感じにしていけたらと思います。